
株式会社伊万里木材市場
佐賀県の(株)伊万里木材市場で林業に従事されている4名にお話しを伺いました。
左から 中野さん(23)林業歴5年目・大木さん(40)林業歴5年目・前田さん(24)林業歴5年目・瀬戸口さん(21)林業歴4年目
Q 実際に山に入り、森を管理することの魅力は何ですか?
A 伐採作業、植え付け、下刈り等することで実績がすぐに見えてくるので楽しいです。そして、大きな木を切ったときに、うまく自分の思った方向に倒れたときは嬉しいですね。重労働でかつ危険な業種ですが、1 つの現場を無事終えたときの感動があります。
Q 林業というお仕事についてお聞かせください。
A 自然の中での仕事で野生動物にもよく遭遇し日常生活では体験できないことが体験できる山での仕事は重労働で危険を伴います。 苦労することが多いです。例えば夏場であれば気温の高さや、蜂やマムシと言った 生き物に注意したり 、冬季になれば 寒く体は冷え雪が積もれば仕事にも大きく影響します。かといって秋は一年で最も過ごしやすい季節であり仕事にも言える部分もありますが、林業は危険を伴い仕事場として足元を含め環境が整えられていると言う事でもありません。 その様な環境で仕事を続けられるのは、自分たちが扱う『木』とは代々受け継がれた財産で、 40 年 以上 の年月 を 経て一般家庭の家づくりへと 受け継がれ、そこから 10 年、 20 年とそこに住まう人の歴史が刻まれます。木は単に「消費する商品」ではなく「長く残されていくもの」として最前線で仕事をしていると言う魅力を感じています。

造林:木を植える場所づくり~苗を植える作業

下刈:植栽木の成長を阻害する雑草やかん木を刈り払う作業

伐倒:立木をチェーンソーを使って切る作業

玉切:立木の伐倒後に枝払いをして、樹幹の大小、曲がり、節、腐れなどの欠点を見極めて、用途に応じて定められた長さに切断して丸太にする作業

ハーベスタ:従来チェンソーで行っていた立木の伐倒、枝払い、玉切りの各作業と玉切りした材の集積作業を一貫して行う自走式機械

ご協力ありがとうございました。ご安全に!
取材協力:株式会社伊万里木材市場
CODDでは林業に携わる方の応援をしています。
