
HASHIRAを使った空間作り
壁に穴が開けられない、部屋を飾ることができない…
原状復帰が条件の賃貸住宅では、思い切った壁の装飾が難しく、殺風景な白壁のお部屋で我慢しているというケースもあるのではないでしょうか?
今回はドライバー1本で設置可能な突っ張り柱(HASHIRA)を使って、広い壁面を素敵に、そして便利に有効活用する方法をご紹介します♪
≪ ブログでご紹介すること ≫
◆HASHIRAの組み立てから設置は簡単!
◆空間づくりのための基本の3STEP
◆2本~3本を使用したアレンジ例
◆HASHIRAの組み立て設置は簡単!
≪準備するもの≫
まず天井高を測り、金物の色を選んでHASHIRAを注文すると組み立てセットが届きます。
ご自宅に届くセットの内容はこちら♪
- カットされた木材2本
- アジャスター金物
- カットされた木材をつなぐための金物
- パッド
- 専用ビス
※金物は白か黒から選ぶことができます
★その他準備するもの
ドライバー1本でOK!
マスキングテープ・水平器があると便利です。
≪組み立て方法≫
① 2つの木材をジョイント用金物で両面からつなぎます。
注)金物の向きに注意!!両側の溝が木材のつなぎ目になります
② 長い方の木材にアジャスター、短い方の木材に付属のパッドを貼り付けます。
注)短い方の木材を下側に使いましょう
③ 設置したい場所にドライバーで固定します。
設置する場所の天井部分に、下地があることを確認しましょう。
天井をノックするように叩いてみて「固い音」がする場所に下地があります。
特に壁際以外に設置する場合には、事前確認すると安心です。
また、設置前に水平器等で垂直を確認し、柱を設置したい場所にマスキングテープでしるしをつけましょう(画像参照)。アジャスターを固定することで、ずれるのを防ぐことができます。
注)マスキングテープは設置後にはがしてください
◆空間づくりのための基本の3STEP
STEP1 目的を決める
STEP2 テイストを決める
STEP3 配置を決める
STEP1 目的を決める 「何をしたい場所なのか?」
飾り方や雰囲気を考える前に、まずは「その場所で何がしたいのか」という目的を一番に考えると有効に活用することができます。
・殺風景だから素敵な見せ場をつくりたい
・モノをすっきり収納できる場所にしたい
・不便を解消する機能を持たせたい(明るさなど)
難しく考えず、「お洒落にお悩み解決できたらいいな」と楽しく妄想してみて下さい。
たとえば・・・
殺風景な廊下をカフェの入り口みたいに飾りたい
普段使いのアイテムを商品のように壁に掛けたい など。
STEP2 テイストを決める 「色合いや使いたいアイテムは?」
テイストを決めるのが難しい場合、その場所に飾りたい(収納したい)手持ちのアイテムを1つ選び、それに合わせて他の小物や全体の色合いを決めるようにします。
参考例)今回は大きなドライフラワーのスワッグに合わせ、色味は白、茶、グレーの3色でまとめ、セミアンティークなナチュラルテイストになるように小物を統一してみました。
STEP3 配置を決める 「目線より上か下か?」
目線の位置にアイテムが多いと散らかった印象になりがちです。
「余白を活かすこと」と「見せ場をつくること」はディスプレイの基本になりますので、目線よりも上に飾るものは見栄えが良くスッキリしたものを選びます。
そして目線より下は使いやすさを重視し、収納したいものやボリュームのあるものを配置します。
上下の2か所、もしくは上中下の3か所に分けて考えるとスッキリまとまります。
※片側にかかる総重量は10㎏を超えないように注意してください。
2か所の参考例)上はレトロなブラケットとドライフラワー、下に普段使いのBAG
3か所の参考例)上は掛け時計、中ほどに衣類を掛け、ボリュームのあるものを下に。
目的→テイスト→配置の3STEPで、HASHIRAのコーディネートを何パターンか考えてみると1本のみのアレンジから空間づくりへと広がっていきます。
◆HASHIRA
2本~3本を使用したアレンジ例
テイストは統一しつつアイテムや配置を変えたHASHIRAを2~3本組み合わせると、広がりのある空間づくりができます。
HASHIRA2本を組み合わせた例
ドライフラワーにグリーンをプラスし、柱と柱の間にスツールを配置して収納に使用
HASHIRA3本を組み合わせた例
目線より上に時計やLEDランタンをプラスして利便性をUP
普段使いの衣類や小物を収納するスペースも増やしつつ広がりを出す
DIYやインテリアコーディネートを「なんとなくセンスで」とか「とりあえずやってみよう」と気軽にできれば良いのですが、私はもともとそれが苦手でした。
失敗すると続かなくなるので、まずは作業手順を最後まで確認し、全体のイメージをしっかりと固めてから実際の作業に取り掛かることをいつも心掛けています。
先に色々考えることは面倒!と感じるかもしれませんが、事前準備をしっかりすることで作業が想像以上にスムーズに進み、失敗することがほとんどなくなりました。
思い通りの空間が完成したときの感動は次へのモチベーションになりますし、小さな成功体験の積み重ねが自信へと繋がってきます。
今回ご紹介したHASHIRAはドライバーだけで壁一面の装飾まで可能になる便利アイテムですので、まずは1本からでも是非チャレンジしてみて下さいね。
【著者紹介】
DIYインテリアプロデューサー 長野 恵理(Eri Nagano) さん
お部屋をもっと自分好みにしたいけど、DIYってハードルが高そうだと感じていませんか?
かつての私がそうでした。やってみたい気持ちがあるのに、やり方の見当がつかないから不安になっていたんです。
でも基本さえわかって仕舞えば、未経験で不器用な私でもいろんな家具が作れるようになりました。
さらに自分の好きなアレンジを楽しめるのが、DIYの最大の魅力だと思います。
DIYの基本とアレンジの方法をお伝えしていきますので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみて下さいね。